【5月13日 AFP】(更新)世界最多のイスラム教徒を抱えるインドネシア第2の都市スラバヤ(Surabaya)で13日朝、3か所のキリスト教会で爆弾を使った攻撃があり、少なくとも6人が死亡、少なくとも35人が負傷した。警察が同日明らかにした。1件は自爆攻撃だったという。
東ジャワ(East Java)州警察の報道官は「3つの教会で3件の攻撃があった」と述べた。警察によると、最初の爆発は午前7時30分(日本時間同9時30分)に発生し、それから10分以内に残る2件の爆発も起きた。
警察はサンタマリア・カトリック教会(Santa Maria Catholic Church)に対する攻撃の詳細しか明らかにしていない。現在のところ犯行声明は出ていない。
報道官は「これまでに6人が死亡し、35人が病院にいる」と述べ、負傷者のうち2人が警察官だったと述べた。
サンタマリア教会で少なくとも1人の襲撃犯が自らが引き起こした爆発で死亡した。これ以外に死傷した襲撃犯がいるのかは分かっていない。
インドネシアにはキリスト教徒、ヒンズー教徒、仏教徒が暮らしているが、近年はイスラム過激派によるキリスト教徒をはじめとする宗教的少数派を標的とした攻撃が相次いでおり、不寛容さの高まりが懸念されている。
インドネシアではこのところイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に触発された襲撃事件や襲撃未遂事件が相次ぎ、今週始まる断食月ラマダンを前に警戒が強化されていた。(c)AFP
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