シェアハウスの運営会社スマートデイズ(東京)が経営破綻した問題に関連し、スルガ銀行(静岡県沼津市)は7日、2018年3月期決算に損失を計上する方針を明らかにした。計上額は数百億円規模となる可能性がある。同行はシェアハウスの所有者に合計1000億円規模の購入資金を融資。経営破綻で返済が厳しくなっている所有者が続出しているため、貸倒引当金を積み増す。
スルガ銀は、約700人の物件所有者の大半と面談し、金利引き下げや元本返済の猶予など、返済条件の見直しを進めている。同行は所有者の返済能力や、担保にしているシェアハウスの建物、土地の価値などを踏まえ、将来返済されなくなるリスクを精査。18年3月期決算を今月15日に発表するが、430億円を見込んでいる連結純利益は大幅に下振れる公算が大きい。
金融庁は、4月から同行への立ち入り検査を実施している。
ソース
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6281655