ブラック企業と闘って育児 プリキュア、異色設定のワケ
時代の流れをとらえ、15年目を迎えた女の子向けアニメ・プリキュアシリーズ。今年始まった最新作「HUGっと!プリキュア」が、育児をテーマに盛り込んだ異例の設定で話題を呼んでいる。主人公たちが赤ちゃんを守り育てるストーリーで、敵は「ブラック企業」。東映アニメーションの内藤圭祐プロデューサー(35)に、作品に込めた思いを聞いた。
――第1話で謎めいた赤ちゃんの「はぐたん」が空から降ってきて、登場人物たちがお世話をすることになります。なぜ、こうした展開に?
シリーズで登場したプリキュアは実に50人を超えます。今年はシリーズ15年目にもあたり、歴代に埋もれないキャラクターを生み出したかった。今作のキャラクターたちは「最強のプリキュア」にしたいという思いがありました。
最強とは何だろうかと議論した結果、「赤ちゃんを守る母」ではないかと。
お世話ごっこあそびは、女の子たちからは根強い人気があります。ただ、シリーズではこれまで妖精のお世話はあったのですが、描写の難しさもあって、赤ちゃんの育児はありませんでした。
(全文は以下より)
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信原一貴 2018年5月2日10時41分 朝日新聞