流出防げ、日本品種の果物=海外登録、法的措置を支援
5/3(木) 16:26配信
時事通信
農林水産省が日本で開発された品種の果物の海外流出を防ぐ対策を強化している。
韓国や中国で無断栽培が相次いでいるためだ。優良品種の開発元である自治体や種苗業者の知的財産権を国際的に保護し、無断栽培を防ぐ考えだ。平昌五輪でカーリング女子日本代表が食べて注目された韓国産イチゴは、大粒で甘い「とちおとめ」などの日本品種が流出して、現地で交配された品種とみられている。
農水省は、皮ごと食べられる高級ブドウ「シャインマスカット」が中国で無断栽培されているのも確認している。今後、輸出拡大が期待されるリンゴやモモに関し、政府関係者は「流出や安価な逆輸入を許してはならない」と警戒を強める。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180503-00000062-jij-pol