加計学園の獣医学部新設をめぐって、愛媛県の関係者らと面会したとされる記録が見つかった柳瀬元総理秘書官について、政府与党は、柳瀬氏が加計学園関係者との面会を国会答弁で認めることにより、国会正常化を図る方向で調整を始めました。
国会は、加計学園問題や財務省の前次官のセクハラ疑惑などに野党6党が反発し、審議に応じない不正常な状態が続いています。このため、与党側は事態の打開のため、連休明けに柳瀬元総理秘書官を参考人招致することを野党側に提案する方向で調整に入りました。
ある与党幹部は、柳瀬氏は「『加計学園関係者と会ったことはあるか』とは質問されていない」などと、柳瀬氏が加計学園関係者との面会を認める可能性を示唆しています。
政府与党は「働き方改革関連法案」などの重要法案の審議を速やかに進めるため、柳瀬氏が参考人質疑で加計学園関係者との面会を認めることで、国会の正常化を図りたい考えです。
これに対し、立憲民主党の辻元国対委員長は、記者団に次のように答えました。
「一歩前進だと思うんですよ。柳瀬氏が認める方向ということが事実であるならば、放っといたら、何もうやむやにしたまま終わってきたと思うんですけど、一歩ずつ前進だと思います」(立憲民主党 辻元清美国対委員長)
国会では2日、「働き方改革関連法案」の本格審議が始まりましたが、主な野党は欠席した状態で審議が行われています。
ソース(動画あり)
政府与党、柳瀬氏が加計学園関係者との面会認める方向で調整開始 TBS NEWS
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3357211.html