野生のタラの芽 出荷制限
北塩原村の野生のタラの芽から国の基準を超える放射性物質が検出され、国は2日、県内の農産物で2年ぶりに出荷制限を出しました。
福島県の発表によりますと、北塩原村で取れた野生の山菜のタラの芽を先月26日に検査したところ、国の基準の1キログラムあたり100ベクレルを超える110ベクレルが検出されたということです。
これを受けて、国は2日付けで北塩原村産の野生のタラの芽の出荷を制限しました。
野生の山菜は比較的高めの放射性物質が検出されることがあり、県内で、野生のタラの芽に出荷制限がかかっているのはこれで32市町村となりました。
一方、農家が栽培するタラの芽には出荷制限は出されていません。
県内の農産物に国の出荷制限が出されたのは、2年前の只見町産の山菜のコシアブラ以来だということです。
県の担当者は「雨水が流れ込むくぼ地など、放射性物質が集まりやすい場所に生えていたことなどが推測されるが、なぜ原発事故から7年がたってから基準を超えるものが出てきたのかはわからない。市場に流通していないか見回りを強化したい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20180502/6050000954.html
05月02日 19時51分 NHK