米、対日FTAに期待=TPPは「欠陥」
【ワシントン時事】米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は1日、ワシントンの米商工会議所で講演し、日本との経済関係について「いつかは自由貿易協定(FTA)を結びたいと思う」と語った。将来の2国間協定に改めて期待感を示した。
通商代表はまた、日米首脳会談で決まった新たな貿易協議で、日本が適用除外を求める鉄鋼・アルミニウムの輸入制限の問題も協議する可能性を示唆した。
一方、ロス米商務長官は同日、米CNBCテレビとのインタビューで、環太平洋連携協定(TPP)を「欠陥協定」と酷評。「トランプ大統領はTPP離脱によりアジアから離れたのではなく、欠陥のある協定から離脱した」と強調した。
商務長官は、大統領が検討を指示したTPPへの復帰をめぐって「条件次第だが、きょうやあすの話ではない」と言明。早期の協定復帰に否定的な見解を示した。
https://www.excite.co.jp/News/economy_g/20180502/Jiji_20180502X794.html
時事通信社 2018年5月2日 07時11分 (2018年5月2日 10時00分 更新)