天皇陛下の少年時代の側近が書き残した日誌に、終戦直後の混乱期、将来の天皇をどのように育てていくべきか、側近らが模索を重ねた様子が詳しく記されていたことがわかりました。
専門家は「平成の天皇制の原点を知ることにつながる貴重な資料だ」としています。
榮木忠常元東宮侍従は、終戦間際に当時小学6年生だった天皇陛下の側近となり、疎開先の栃木県日光で天皇陛下とともに終戦を告げる玉音放送を聞くなど5年近くにわたってそばで支えました。
榮木元東宮侍従は、日々の出来事やほかの側近とのやり取りを日誌に記録していて、NHKは遺族から提供を受けて内容を分析しました。
連合国軍の進駐が始まる4日前の昭和20年8月24日には、本土決戦に備え軍や政府の中枢を移す予定だった長野県の松代が、天皇陛下の今後の生活の場として候補に挙げられていたことが記されています。
続き
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180429/k10011422691000.html