春になって続く全国的な好天を追い風に、食卓に欠かせない野菜の価格が値下がりしている。昨年の秋以降に相次いだ台風や長雨など天候不順の影響で価格が高騰していたが、3月ごろから農家の出荷量が増え、レタスの値段はピーク時に比べて4分の1まで下落した。家計のやりくりに頭を悩ませてきた人たちや外食産業の関係者も歓迎ムードだ。【畠山哲郎】
農林水産省が4月第3週(16~18日)に実施した全国470店の小売価格調査によると、多くの野菜価格(1キロ当たり)は昨年12月~今年2月のピーク時に比べて半額以上安くなり、平年並みに戻りつつある。中でもレタスはピーク時1382円だったが、348円まで下落。キャベツ(201円)や大根(163円)はピーク時の5割以下になり、トマト(631円)も3割ほど値を下げている。
農水省園芸作物課は「3月に天候が好転して気温も上がり、野菜が育ちやすくなった」と指摘する。
https://mainichi.jp/articles/20180426/k00/00e/040/293000c