魚沼コシヒカリ「特A」陥落の一方、台頭した新興ブランド米の産地はどこ?
(一部抜粋)
今回のランクダウンは青天の霹靂!?
一方、生産者にとっては極めて重要な問題です。それは、この食味ランキングはブランドイメージに直結すると考えられるからです。
今回、初のランクダウンを受けて、魚沼コシヒカリの中心産地である南魚沼市(新潟県)では、県や魚沼地域の自治体関係者、農協職員、生産者らが集まって「魚沼米食味対策検討会議」を発足させています。
また、新潟県の米山隆一知事も「理由が不透明。明かせるところは明かせるように要請したい」と苛立ちを隠せなかったと報じられています。ランクダウンが青天の霹靂だったであろうことを物語っています。
では、今回なぜ魚沼コシヒカリは28年も続いた「特A」からランクダウンしてしまったのでしょうか?
前述の通り、審査結果の過程や詳細は開示されないため、ランクダウンした理由はわかりません。しかし、結果公表後に見せた関係者の慌てぶりを見る限り、油断があったのではないかとも推測されます。
確かに、28年間も続いてきたのならば、“今年も間違いないだろう”と楽観視していた関係者が多くいたとしても不思議ではないでしょう。
コンビニには「新潟魚沼産コシヒカリ」を打ち出したおにぎりも
新興ブランド米の躍進が目立った今回の食味ランキング
一方、今回の審査結果では、「とちぎの星」(栃木県)、「森のくまさん」(熊本県)などの“新興ブランド米”が新たに「特A」を獲得・回復しており、「森のくまさん」に至っては前年の「A´」からの2段階アップとなりました。
さらに、「彩のきずな」(埼玉県)のように“初登場”でいきなり「特A」評価を獲得したブランド米も散見されます。
これらのブランド米の関係者(生産者含む)は、味の改良はもちろんのこと、「特A」を獲得するために何らかの研究・対策を講じていたのではないでしょうか。
全文は以下リンクより
https://news.infoseek.co.jp/article/toushin1_5617/
投信1 / 2018年4月3日 11時50分