3/24(土) 17:39配信
深海に生息するチョウチンアンコウ類の雄が雌の体に寄生した姿を捉えた世界初の映像が23日、ポルトガルの深海探査団体によって公開された。
映像は2016年8月にポルトガル領アゾレス諸島サンジョルジェ島の沖合、水深800メートルの深海で撮影されたもので、約16センチほどの「ヒレナガチョウチンアンコウ科 Caulophryne jordani」の雌の体に、3センチほどの雄が寄生している姿が確認できる。
チョウチンアンコウの雄が雌に寄生することは知られているが、深海に生息しているだけに生きた資料を元に研究するのは難しく、世界の深海生物学者らからは驚きの声が上がっている。
探査団体から依頼され種の特定を行なった米ワシントン大学の魚類学者テオドール・ピエッツチ氏は、米科学誌「サイエンス(Science)」に「この映像は希少で非常に重要なものだ。驚いたよ」と話す。(続く)
全文と映像(注:音声なし):
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180324-00010000-storyfulv-eurp