爆発事件が相次いで死者も出ているアメリカ南部テキサス州で20日、大手運送会社の施設で小包が爆発し、一連の事件はこれで5件となりました。この日は別の場所でさらなる事件が起きたと伝えられて騒然となり、住民の間に不安が広がっています。
アメリカ南部テキサス州サンアントニオ郊外にある大手運送会社「フェデックス」の施設で、20日未明、小包が爆発しました。
警察当局によりますと、小包はベルトコンベヤーで運ばれているときに爆発したということで、従業員1人が手当てを受けたということです。
さらに、同じ会社の別の施設でも不審な小包が見つかり、爆発物と判明しました。
テキサス州では今月に入って、州都オースティンの郊外で、住宅の玄関先に置かれた段ボール箱が爆発する事件が3件相次ぎ、合わせて2人が死亡したほか、18日には道路脇に置かれていた爆発物が爆発して2人がけがをしています。
爆発事件はこれで5件となり、警察は同一犯の可能性があると見て捜査していますが、被害者は黒人などのマイノリティーのほか白人もいて、犯人像などはわかっていません。
20日には、非営利団体の施設で男性が発煙筒のようなものでけがをしたことが新たな爆発事件と伝えられて一時騒然となり、住民の間には不安が広がっています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180321/k10011373341000.html