森友学園に関する財務省の文書改ざん問題の追及の手法をめぐって、衆議院と参議院の野党第1党の間に、軋轢(あつれき)が生じている。
民進党・那谷屋参院国対委員長は、「うちの質問時間に行われたことに対しては、大変遺憾。これは、衆院側(立憲民主党)には抗議した。ヒアリング自体を否定しているのではなく、予算委の動向によって、証人喚問が実現できるかどうかという重大な局面なので、自分たちは自分たちで勝手にやるのは、ちょっと...」と述べた。
民進党の那谷屋参議院国対委員長は16日、参議院予算委員会で、民進党の議員が質問している時間帯に、立憲民主党が、財務省から文書改ざん問題の聴き取りを行ったことについて抗議したことを明らかにした。
文書改ざん問題をめぐっては、これまで野党6党が、合同で聴き取りを実施するなど、連携を図ってきた中、足並みの乱れを露呈する形となった。
那谷屋氏が所属する民進党は、参議院の野党第1党で、批判された立憲民主党は、衆議院の野党第1党。
那谷屋氏が、会見の場で「友党」の批判をした背景には、予算審議を通じて政府を追及したい民進党が、野党6党による審議拒否を主導した立憲民主党に対し、抱いていた不満があるとみられる。
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