災害時に便利な乳児用液体ミルクの国内流通に向け、厚生労働省は12日に薬事・食品衛生審議会の部会を開き、企業が製造、販売するための規格基準案を示した。内閣府の食品安全委員会の議論を経て、早ければ今夏に規格基準を定める省令を改正する見通しで、国内製造が可能になる。試験期間などが必要なため、商品が店頭に並ぶのは1~2年後になりそうだ。
乳児用液体ミルクは海外で広く流通しているが、国内で安全性を担保する規格基準がないため、企業が製造、販売できない。政府は2016年の熊本地震を機に議論を本格化。日本乳業協会が提出した検査結果を基に、厚労省が基準案を定めた。
ソース
乳児用液体ミルク夏にも製造可能 厚労省、規格の省令改正へ - 共同通信
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