政府、携帯番号を直接管理へ 各社、使わぬ番号は返上も
政府は6日、携帯電話や固定電話の番号を政府が直接管理する新しい制度を盛り込んだ電気通信事業法の改正案を閣議決定した。2019年度に始める。携帯の番号は総務省がNTTドコモなど大手3社に割り当ててきたが、約3割は使われておらず、このままでは逼迫(ひっぱく)する恐れが出てきたためだ。数年以内に使う予定がない番号をいったん返上させることで、限られた番号を有効に使う。
携帯番号は総務省が各社の求めに応じ、毎年約1千万~1500万番号ずつ割り当ててきた。「090」と「080」はすべて割り当て済みで、「070」も17年3月末時点で2590万番号しか残っていない。ところが、総務省が割り当てた番号の29・7%にあたる7240万番号は、使われずに各社が保有しているという。
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2018年3月6日11時41分 朝日新聞 (上栗崇)