米アマゾン・ドット・コムは JPモルガン ・チェースなどの大手銀行との間で、当座預金口座に似た商品を作り上げ、顧客に提供する計画について協議している。事情を知る関係者が明らかにした。
関係者によると、協議は依然として初期段階にあり、合意に達しない可能性もある。
金融機関との協議では、若者や、銀行口座を持たない顧客にアピールできる商品の開発を目指している。
この関係者は最終的な合意がどうなろうとも、アマゾンが銀行になるような動きにつながるわけではないと述べた。
この計画が実現すれば、通販サイトはもちろん、傘下の高級スーパーのホールフーズ・マーケットから電子書籍端末「キンドル」、人工知能(AI)スピーカー「エコー」まで、アマゾンがさらに日常生活に浸透することになりそうだ。
自社ブランドの銀行口座に似た商品を提供することで、アマゾンは金融機関に支払う手数料を削減できるほか、顧客の収入や支出行動など貴重なデータにもアクセスできることになりそうだ。
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http://jp.wsj.com/articles/SB10982885180562653948304584083333285947134