――日本人読者にメッセージを。
60年代の中国によるチベット占領はアジアでは多くの関心を持たれなかった。
遠く離れた場所で起きたこと、自分たちとは無関係の話だと思われたのだ。
だが、現在では南シナ海や東シナ海、尖閣諸島やスカボロー礁など、中国との領土対立はアジアの多くの国々にとって
現実的な問題となっている。
チベットに起きたことは皆さんにも起こり得る問題であると認識してほしい。どこか遠くの無関係な問題ではなく、現実的な課題なのだ。
この問題に関して結論は2つしかない。
中国があなた方を変えてしまうか、それともあなた方が中国を変えるか。このどちらかなのだ。