いまや十数頭とも言われ、絶滅寸前の四国のツキノワグマを、50年後に100頭に――。
全国のクマ研究者や自然保護NGOがタッグを組み、保全活動に乗り出した。絶滅してしまったとされる九州の二の舞いは避けられるか。
朝もやが残る森にクマが現れ、樹上に仕掛けられたハチミツをまさぐる。別の1頭も近づいてきた。
研究者や学生ら約320人でつくる日本クマネットワーク(JBN)が昨年8月18日朝、徳島県の剣山(つるぎさん、1955メートル)周辺で撮影に成功した動画だ。
徳島、高知両県にまたがる広葉樹林帯に7~9月、44台のカメラを置いて自動撮影を試みたところ、うち1台に計8回、クマが映っていた。
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https://digital.asahi.com/articles/ASL2241LPL22PTIL00H.html