何を「読書」として定義しているか不明確な調査、という印象が拭えない
学生なんだから、教科書くらい読むだろうし
「年々時間が減っている」というが、調査される側の「読書」という言葉の解釈が変わっているのではないか
一応、以下に元発表を貼り貼り
第53回学生生活実態調査の概要報告
2018年2月26日
http://www.univcoop.or.jp/press/life/report.html
図表16がこのニュースで取り上げられている数字
http://www.univcoop.or.jp/press/life/images/report53img/img_report53_17.gif
<参考>として
> 大学生の読書時間減少の要因を探る
> 学生生活実態調査(2013-2017)データから(抜粋)
という分析が末尾に添付されている
> 7 まとめ
> 7-1 読書時間にスマホ時間の影響は強くない
>
> 1. 調査年ごとの読書・スマホ・勉強時間の推移を算出し、読書との関係の有無をみたところ、読書時間減少にはスマホ時間による直接的な強い効果はみられない(効果があるといってもきわめて弱い)。
> 2. 読書時間と勉強時間も直接的な強い効果はみられないが、スマホ時間より強い。
> 3. 読書をする(日々の習慣を持つ)学生は誰なのかという問いを用意し、モデルを作成し、多変量解析(ロジスティック回帰分析)をしたところ、すべての時間変数よりも属性の効果が大きいことがわかった。
> 4. スマホ以上に、読書習慣が減った要因には時点(時代)の効果が大きい。もちろん、属性による効果もある。5年分のデータ分析という但し書きをつけておくが、2014年を頂点として読書習慣のある学生は年々減ってきており、1年ごとに読まなくなってきていることが確認された。
> 5. スマホ利用が読書を減少させたという説は支持されない。むしろ、最近の大学生の高校までの読書習慣が全体的に下がっていることの影響が大きい。
と書きつつ、
> 読書時間を減少させる間接的な効果は十分、検討されるべき課題であると付記しておきたい。
とまとめになっていないまとめが微妙・・・