2000年以来、中国では計100万件以上の臓器移植が行われた可能性がある。そして、この恐ろしい"臓器狩り"は、現在も続いている。
ラヴィ氏は、日本人の患者も中国で臓器移植を受けていると指摘する。
「これまでに少なくとも66人の日本人が中国で移植を受けたようです。
海外で臓器移植の手術を受けても、日本の保険会社から還付があるからです」
そしてラヴィ氏は「イスラエルでは、2008年に臓器移植法が成立し、イスラエルの指針に反する国で臓器移植を受けた場合、
保険会社は医療費を還付しなくなりました。その結果、イスラエルから中国へ渡航して移植する人はゼロになったのです。
日本でもこうした法律をつくるべきです」と語る。
イスラエル以外にも、スペインやイタリア、台湾でも、臓器の違法売買に関わった者を罰する法律が成立している。
アメリカでも2016年、中国での臓器移植の認識を高め、法輪功学習者らを釈放するよう求める決議案が満場一致で可決した。
キルガー氏は、「日本はリーダーシップを持って、この問題に取り組んでほしい」と述べる。