国家主席の任期撤廃へ=習氏長期政権に布石―中国憲法改正案
新華社電によると、中国共産党中央委員会は25日、憲法が規定する2期10年の国家主席と副主席の任期を撤廃する憲法改正案を提示した。
2013年に就任した習近平国家主席が23年以降も主席にとどまり、長期政権を可能にする狙いがあるとみられる。
中国の憲法第79条第3項は、国家主席と副主席の任期について「2期を超えて連続して就任することはできない」と定め、3選を禁じている。
党中央委はこれを削除し、「全国人民代表大会(全人代)の毎期の任期と同一とする」との部分だけ残すよう求め、
任期の上限を事実上なくした。
憲法改正案は3月5日に開幕する全人代で審議され、可決される見通し。中国の憲法改正は04年以来14年ぶり。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180225-00000066-jij-cn