中国自動車大手の浙江吉利控股集団が、高級車「メルセデス・ベンツ」を展開するドイツ大手ダイムラーの発行済み株式総数の9.69%を取得し、筆頭株主になったことが23日、分かった。
時価総額から換算すると、所得額は約90億ドル(約9600億円)。欧米メディアが伝えた。
吉利は昨年12月、スウェーデンの商用車大手ボルボの株も買い取ることで合意。欧州主要企業の経営への影響力が増すことになる。
吉利はダイムラーが力を入れている環境対応の電気自動車(EV)の技術を取り込む狙いがあるとみられる。
https://mainichi.jp/articles/20180224/k00/00e/020/239000c