「裁量労働制で働く方の労働時間は、一般労働者よりも短いというデータもある」(安倍首相答弁=1月29日、衆院予算委員会)―
ウソを平気で押し通す安倍首相でさえ、その後、撤回、謝罪した虚偽データは、厚労省調査の都合の良い部分だけを つぎはぎ していたことが分かった。
けさ野党が合同で行った厚労省からのヒアリングで明らかになった。
裁量労働制は際限のない長時間労働を合法化するとの指摘がある。それをゴマカして国会審議を有利に進めたい官邸の思惑があったものと見られる。
ヒアリングに出席した元日本労働研究機構・副主任研究員の上西充子氏は「意図、策略がある」と発言した。山井和則議員(希望)は「裁量労働制ありきで突っ走る安倍政権のために裁量労働制の方が勤務時間が長いというデータを使えなかったんでしょ」と核心を突いた。
元日本労働研究機構・副主任研究員の上西充子氏と山井和則議員(希望)は、厚労官僚のまやかしを見逃さなかった。=19日、衆院第16控室 撮影:筆者=
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2018年2月19日 11:52 田中龍作ジャーナル