拘束されているのは、ウイグル人などのテュルク系ムスリムだけではないようだ。
収容所には新疆のキリスト教徒が少なからず収監されたとの証言もある。
漢人でプロテスタントのキリスト教徒である張海濤(チャン・ハイタオ)は、16年に「国家政権転覆扇動罪」で有期刑19年の判決を受け、
新疆中部シャヤール県の監獄で服役している。
彼はネットの中で共産党の新疆政策とウイグル人弾圧を批判していた。
妻子はキリスト教諸団体の尽力で、アメリカに政治亡命した。声を上げ、異議を唱えるキリスト教徒にも、政府は厳しい姿勢を取っている。
ウイグル人をはじめとする「良心の囚人」の命を担保に、一帯一路構想は進んでいる。