【奄美大島発】海上保安庁の他人事と旧国策海難救助会社
日本の(排他的経済水域)EEZで起きたタンカーの沈没事故は最悪のコンデンセート流出事故であるにもかかわらず、海上保安庁の動きがまるで他人事のようだ。しかも遅い。
その理由が垣間見える光景にきょう、出くわした。奄美大島の海岸にクレーン付き大型トラックはじめ県外ナンバーの車両がずらり。
関西弁で話す作業員たち約20人が、砂浜でコールタールの漂着物を振るいにかけていた。組織立った回収作業は、行政のそれではなかった。
現場主任の制服を見て、頭に電流が走った。旧国策海難救助会社の社名が胸に刺繍されているのだ。旧国策会社は、アジアの海を支配した巨魁(右翼の大物とも黒幕とも呼ばれた)と浅からぬ関係にあった。
巨魁が初代理事長を務めた財団は、世界の海難事故に詳しく、今回の事故についても情報を日本最速で詳細に発出する。
財団に海上保安庁の幹部が天下りしていた事実も、国土交通省の記録としてある。東電と経産省の関係のようなものだ。
(全文は以下より)
http://tanakaryusaku.jp/2018/02/00017543
2018年2月11日 22:57 田中龍作ジャーナル