(大機小機)一強安定政権で世界の尊敬を
昨年10月の衆議院総選挙で自民党に投票した大学生たちは、年初のテレビ番組で「アベノミクスのおかげで就職が楽になり、将来に大きな希望を抱けるようになった。アベノミクスを今後も続けてほしいと考え、自民党に投票した」と異口同音に述べていた。
アベノミクスに対しては、金融政策への過重負担、構造改革の遅れ、政策目標の頻繁な変更、などの批判がなされた。しかし開始後5年を経て、労働市場は劇的に改善し、企業収益が急増、実質国内総生産(GDP)は増加を続け、株価も好調を持続している。
世界を俯瞰(ふかん)的に見ている海外の超大型ファンドや大金融機関のトップたちは、日本は先進国の中で、政治・経済が最も安定していると高く評価する。日本人は、政治・経済が安定しテロの不安も少ない安全な日本に暮らせることの幸福をもっと自覚すべきだ、とも指摘している。
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https://www.nikkei.com/article/DGKKZO25712650V10C18A1EN2000/
2018/1/16付 日本経済新聞 朝刊 (恵海)