米ネット通販最大手のアマゾン・ドット・コムが22日、初のレジなしスーパーマーケットをシアトルで開店する。無人で、セルフレジもない新店舗は、私たちの食料雑貨の買い物に革命をもたらすかもしれない。
アマゾンはレジなし無人スーパー「Amazon Go」の試験運用を1年前に開始。同社従業員が試験的に使ってきた。
店舗の天井に並べた多数のカメラで個々の顧客を特定し、どの客がどの商品を選ぶかを追跡することによって、店内精算が不要になった。
会計は利用者が店を出る際に、クレジットカードに請求される仕組みだ。
客は入店前に「Amazon Go」のスマートフォンアプリを起動し、スキャンする必要がある。利用者が商品を取るごとに、商品棚のセンサーが作動して、料金が加算される。商品を棚に戻せば、会計から引かれる。
アマゾンは、「Amazon Go」の店舗数を今後拡大するかどうかは、明らかにしていない。
買い物がすばやくできるほうが客はリピーターになる可能性が高い。これは小売業者にとって常識だ。
スーパーのレジで延々並ぶいやな体験が過去のものになれば、小売業者にとっては他社との競争が一気に有利になる。
ブライアン・オルサブスキー最高財務責任者は昨年10月、今後数カ月から数年にかけて、アマゾンが手掛ける小売店がさらに増えるのではと示唆した。
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-42770553
利用者はスマートフォンの「Amazon Go」アプリをスキャンして入店する
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