佐賀県は母親・松原巾江(きぬえ)さんの故郷。大仁田氏も長崎市出身で九州への思いは強い。
佐賀1区(佐賀、鳥栖、神埼市など)が地元の原口氏とは親交があり、協力を得ている。
また、福岡が地盤の自民党元幹事長・古賀誠氏(77)とのパイプもあり、党派を超え、無所属で戦うことに。
松本氏は14年は自公から推薦を受け、無所属で出馬した。
市民が期待するのは大仁田の“町おこし力”だろう。「東国原のことは言いたくないですが」と
旧友の東国原英夫氏(60)が宮崎県知事時代に展開した地域PRは意識している。
還暦を機に昨年10月31日に引退(7年ぶり7度目)した大仁田氏は、9月17日に、神埼市の次郎体育館で、
入場無料のチャリティー興行「がんばれ九州! 九州北部豪雨チャリティー電流爆破マッチ」を開催し、市民を喜ばせている。
「またチャリティーはやらないと」と夏祭りを盛り上げたい思いが強い大仁田氏だけに、
町おこしに電流爆破という“打ち上げ花火”も構想にあるようだ。
この日の会見では「プロレスは引退しています」と強調し、電流爆破デスマッチの興行「超花火」も、
爆破女王の長与千種(元クラッシュギャルズ)に譲っているが、市長としてレフェリーやコミッショナーとしてリングインは可能。
そこで自らが爆破解禁という流れに巻き込まれるかもしれない。
終わり