NHKが「北朝鮮ミサイル発射の模様」と誤報
NHKは16日、ニュースサイトやニュース・防災アプリで「北朝鮮ミサイル発射の模様」とする速報を掲載し、5分後に誤報だったと訂正した。NHK広報部によると、職員が機器の操作を誤ったという。
速報が流れたのは午後6時55分。「北朝鮮ミサイル発射の模様 Jアラート 政府“建物の中や地下に避難を”」とした。しかし実際にはJアラートは作動しておらず、「速報は誤りでした Jアラートは出ていません」と訂正した。午後7時からのニュースの中でもアナウンサーが謝罪した。
NHKによると、報道局の職員が別のニュース速報を配信しようとした際、誤って緊急時用に用意していたミサイル発射のニュースを流してしまったという。
Jアラートは弾道ミサイルや津波警報、緊急地震速報などを人工衛星を使って国から自治体などに送信するシステム。最近では2017年9月に北朝鮮の弾道ミサイルが日本を通過した際、北海道や東北などで作動した。作動するとテレビ各局でも自動的に警報が流れる。
ミサイルの警報をめぐっては、米ハワイで13日、避難を呼び掛けるメッセージが誤送信されるトラブルがあった。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25756350W8A110C1CC1000/