日銀は15日、3カ月に一度発表する地域経済報告、通称「さくらレポート」で全国9地域のうち、東北、北陸、近畿の3地域の景気判断を引き上げました。この結果、約11年ぶりに2つの地域で「景気は拡大している」との強い表現となりました。内訳をみると、IT関連を中心に設備投資が好調なほか、株高の影響などで消費も前向きな声が聞かれました。また、人手不足感がより強まったことで、ベアを含めて賃上げを実施する例が出始めています。一方、住宅投資については、供給過剰や銀行の貸出姿勢が慎重化していることを背景に3地域で判断を引き下げました。
news.tv-asahi.co.jp/sphone/news_economy/articles/000118687.html