9日、韓国と北朝鮮の高官級会談が開催され、北朝鮮が平昌冬季五輪に選手団と応援団を派遣することが決まった。
南北の友好ムードが高まったことで、米国と北朝鮮の緊張状態が和らいだかに見えるが、実際には全然違う。
米国は“3月開戦”に向けて着々と準備を進めている。
「パラリンピックが終了する3月18日以降、米朝の軍事的緊張は一気に高まるでしょう。現在、点検・整備中の米原子力空母ロナルド・レーガンが3月には母港の横須賀港に戻ってきます。
米軍が朝鮮半島周辺に空母打撃群3つを同時に展開できる態勢が整います。トランプ大統領がロシアゲートから国民の目をそらすために軍事行動に出ないとも限りません」
3月開戦に備えるためか、自衛隊の最高ポストにある河野克俊統合幕僚長の任期が今年5月27日まで1年半延長された。河野統幕長はハリー・ハリス米太平洋軍司令官と“密接な関係”を持ち、日米の軍事作戦の一体化がスムーズに運ぶと期待されているようだ。
3月18日にはロシア大統領選も終わる。
さまざまな足かせがなくなった3月下旬以降、トランプが“決断”しても不思議ではない。
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