下水をくみ上げた汚水から抽出した油分で生成される違法食用油「地溝油」(下水油)は、年間200万~300万トンが市場に流通しているともいわれ、大きな社会問題となったことから、
中国各地では地方政府主導の下水油撲滅作戦が展開され、地溝油業者は撤退したかのように見えた。
ところが、彼らは地下深くに潜っていただけだったようだ。
ニュースサイト「南方網」(12月26日付)によると12月初旬、広東省東莞市にある村の住民から当局に通報が寄せられた。その内容は、村の近くに建設された工場から悪臭が発生しているため、調査を依頼する内容だったという。
地元住民の話によると、この工場は昼間は稼働しておらず、毎晩8時頃になると、ドラム缶を積んだトラックが工場を出入りするなど動きが活発になるという。地元メディアがこの工場に潜入し、ドラム缶の中を覗き込むと、そこには黄色や黒味を帯びた悪臭を放つドロドロした液体が積まれていたという。
http://www.cyzo.com/2018/01/post_147671_entry.html
通報された下水油の抽出工場、見た目からして不衛生極まりない(東網)
続く
http://www.cyzo.com/wp-content/uploads/2018/01/0110_gesuiabura001.jpg
工場内ではこうした下水道から汲み上げた液体が悪臭を放ち大量に貯蔵されていた
http://www.cyzo.com/wp-content/uploads/2018/01/0110_gesuiabura002.jpg