H&M モデルに黒人少年起用のパーカー広告で謝罪
世界的な衣料品専門店のH&Mは、猿という英語の文字がプリントされたパーカーの広告のモデルに黒人の少年を起用したことについて、「人種差別主義だ」などと批判が相次いだことを受けて謝罪するとともに、広告の内容を差し替えました。
批判が相次いだのは、全世界で店舗を展開しているスウェーデンに本社のある大手衣料品専門店のH&Mがウェブサイトに掲載したパーカーの広告です。広告では「ジャングルで最もかっこいい猿」と英語でプリントされたパーカーのモデルに黒人の少年が起用されています。
この広告について、ツイッターで「不適切なうえ、不快で人種差別主義だ」とか、「この広告がなぜ許されるのか」などの批判が相次ぎ、商品のボイコットを求める声も寄せられました。
イギリスの公共放送BBCなどによりますと、H&Mは8日、「不快な思いをしたすべての人におわびします」と謝罪するとともに、広告にモデルを使わず、パーカーのみを掲載する形に内容を差し替えました。
広告が批判を受けた事例としては、去年秋にも、インターネット上で公開されたせっけんのコマーシャルについて、黒人の女性がシャツを脱ぐと白人に変わる内容が「人種差別的だ」などの批判を受けて、ヨーロッパを拠点とする大手日用品メーカーが謝罪するなど、広告の制作基準が問われるケースが相次いでいます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180109/k10011282401000.html
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