福岡県警の男性警部補(50)が前を走る車の通行方法に腹を立てて運転手を殴るなどしたとして、暴行容疑で書類送検されていたことが28日、県警への取材で分かった。県警は警部補を5月11日付で戒告の懲戒処分としていた。
県警によると、警部補は4月2日、同県春日市の路上で前を走る車の運転に腹を立て、この車が停車した際に運転席のドアを開けて運転手の顔や腹を殴ったり蹴ったりした。いったんドアを閉めた後も、再び開けて暴行を繰り返したという。福岡区検は5月23日付で不起訴処分とした。
また、警察署勤務だった男性巡査が3月、風俗店の女性から性的サービスを受けた際、その様子をスマートフォンで隠し撮りし、気づいた女性とトラブルになっていたことも分かった。この巡査は昨年5月ごろから、結婚していながら複数の女性と不適切な関係を持ち、警察の照会端末を使って女性の生年月日などの個人情報を不正に得ていたことも判明。県警は4月13日、減給1カ月(10分の1)の懲戒処分とした。
いずれの事案も公表されておらず、県警は「公務外のことで公表の基準に達していなかった」としている。県警では今年に入って不祥事が相次いでおり、今回の2人を含めて23人が懲戒処分を受けている。
ソース
運転手殴打:警部補を書類送検 福岡県警 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20171228/k00/00e/040/251000c