日本相撲協会は28日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、貴乃花親方(元横綱)に「降格」の処分を下すことを決めた。貴乃花親方は現在の「理事」から2階級降格の「役員待遇委員」となる。
巡業部長を務める貴乃花親方は、元横綱日馬富士関の貴ノ岩への暴行事件が秋巡業中に発生しながら、協会への報告義務を怠った点などが問題視されていた。
貴乃花親方は役員待遇委員に降格するため、理事会での議決権を失い、巡業部長の職を解かれる。給料も減額となる。
一方、来年の初場所後の2月に予定される役員候補選挙への出馬は可能。貴乃花親方が出馬すれば当選は確実と見られており、「降格」の影響は事実上、約1カ月に限定される。
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