米国防総省で極秘のUFO研究プロジェクトの責任者を務めていた元高官が18日、CNNのインタビューに応じ、地球外生命体が地球に到達している証拠はあると確信すると語った。
「私の個人的な確信として、宇宙にいるのが我々だけではない可能性を裏付ける、極めて説得力の高い証拠がある」。そう語るのは、国防総省のUFOプロジェクトを率いていたルイス・エリゾンド氏。
同プロジェクトの存在は、米紙ニューヨーク・タイムズなどの報道で明らかになった。
同紙によれば、エリゾンド氏はこのプロジェクトを巡る過剰な秘密主義や、プロジェクト予算が2012年に打ち切られた後、内部で反対の声が出ていたことに抗議して、今年10月に国防総省を退職した。
18日のインタビューの中でエリゾンド氏は、宇宙人が地球に来ている可能性を排除できない証拠があることを強く示唆。同プロジェクトで調査対象とした物体について、「そうした(我々が呼ぶところの)航空機は、現時点で米国のものでも外国のものでもない特徴を有している」と指摘した。
プロジェクトの狙いは、観測情報や目撃情報を調べ、それが国家安全保障上の潜在的脅威となるかどうかを見極めることにある。
エリゾンド氏によれば、航空力学の法則を無視しているとしか思えない、異常な飛行物体が確認されたといい、「一見した限りでは航空局からのフライトサービスもなければ推進形態もなく、人間のような生物が感じる健全な重力を超越した驚異的な操縦を行っていた」
軍のパイロットが2004年に遭遇した謎の体験の記録映像も調査対象の1つだった。この時のパイロットの1人で、元兵士のデービッド・フレバー氏はCNNの取材に対し、全長40フィート(約12メートル)の物体が高速で方向転換しながら飛行する様子を目撃したと話している。
一方、納税者団体の関係者は18日に放送されたCNNの番組の中で、「UFO研究に2200万ドル(約25億円)を費やすなど正気の沙汰ではない」と述べ、現時点でUFO研究は、国家安全保障上の優先課題ではないと力説した。
プロジェクトの立ち上げにかかわったネバダ州出身のハリー・リード元上院議員は同日声明を発表し、「このプログラムの成果として浮上した真剣な科学的疑問を政治の材料とすることは馬鹿げており、非生産的だ」と批判している。
航空力学の法則を無視した異常な動きを示す飛行物体の存在が確認されているという
リンク先に動画ニュースあり
https://www.cnn.co.jp/m/fringe/35112181.html
https://www.cnn.co.jp/storage/2017/12/19/954304b9ce58bcaee00cecd5bf43cca8/t/320/180/d/pentagon-ufo-program-story-top.jpg