佐賀市議会は19日、佐賀空港(同市)に陸上自衛隊の輸送機オスプレイを配備する政府の計画について、容認する決議案を自民党系会派などの賛成多数で可決した。
空港を管理する佐賀県に配備受け入れを求める内容。
最終判断を保留する山口祥義知事の受け入れ表明に向け、環境を整備する狙いがある。
配備計画を巡っては、県議会も7月に同様の決議を可決。
山口知事はその後受け入れる意向を示したが、オーストラリア沖などで米海兵隊機の事故やトラブルが相次いだほか、配備予定地を保有する漁協の反対もあり、最終的な判断は表明していない。
市議会の決議では、国防の重要性やオスプレイの災害時の有効性を強調。
「防衛省の計画を受け入れざるを得ないと判断する」としている。
市に対しては、地元自治体として県に協力することを求めた。
漁業者や地元住民からの反対がある現状にも触れ、国や県に対し安全対策や補償措置の確約も要求した。
http://www.sankei.com/west/news/171219/wst1712190063-n1.html