メスのサルによるシカへの性的なアプローチを観察した研究チームが、研究論文(https://link.springer.com/article/10.1007/s10508-017-1129-8)を発表しました。
論文はカナダのレスブリッジ大学の研究者が「Archives of Sexual Behavior」に寄せたもの。
日本の箕面(大阪)で若いニホンザルのメスが、ニホンジカに乗って体を押し付けるなど性的な行為を行う様子が複数回観察されたとしています。
2017年1月にも鹿児島県屋久島でオスザルがメスジカと交尾しようとする行動を観察した論文が発表されましたが、こちらは1つの事例の研究でした。
レスブリッジ大学の研究は、明治の森箕面国定公園で2つのサルの群れを観察することで行われました(2014年11月~2015年1月)。
その結果、サルとシカの間の性的な行動は、繁殖期に若いメスザルで見られたとのこと。マウンティングは258回観察され、成功したケースは12例だったといいます。
これらの観察データを、過去のメスザル同士の性行為のデータと比較したところ、持続時間や頻度に優位な差はなく、メスザルのシカへのマウンティングは性的な性質を持つものだとしています。
続き
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1712/17/news032.html
動画
https://www.youtube.com/watch?v=H3H-886XkN4