タンブル首相は「法制では特定の国を対象とするつもりはない」と言ったものの、同時に「中国がオーストラリア内政に影響力を振るおうとしている」とも述べており、
中国を意識したものであることは明らかです。
これに対して中国側は反発して、「タンブル首相の発言は中豪関係を損なうものだ」と批判しました。
しかしタンブル首相は「内政干渉だ」と批判し、毛沢東がかつて言ったとされる「中国人よ立ち上がれ」をもじって、
「オーストラリア人よ、立ち上がれ」と述べました。このことは、中国勢力の浸透問題が切実な台湾でも大きく報じられています。
タンブル首相といえば、もともと親中派として知られていました。
長男は北京留学の経験があり、そこで元中国共産党幹部の娘と知り合い、結婚した人物とされています。
つまり、タンブル首相の息子の義理の父が、中国共産党の元幹部だというのです(長男は否定していますが)。