学校法人「加計学園」が来春、愛媛県今治市に新設する岡山理科大獣医学部の特別推薦入試が9日、岡山市北区のキャンパスで行われ、「1期生」を選ぶ一連の入試日程がスタートした。
当初の開始予定は11月3日だったが、文部科学省の新設計画認可が遅れ、約1カ月ずれた。
入学定員は獣医学科140人と獣医保健看護学科60人の計200人。推薦入試だけで定員の倍以上の出願者がおり、17日まで実施する。一般入試は年明け1月4日以降に出願を受け付け、2、3月に行う予定。
この日は早朝から、「入学試験会場」の看板が設置された大学正門前で、イメージカラーの黄緑色のジャンパーを着た職員数人が受験生に会場を案内するなど対応した。
岡山理科大の入試担当者は「日程が遅れた影響は大きい。一般入試の願書受け付けはこれからなので、受験校の一つとして検討してほしい」と話している。
加計学園の獣医学部新設計画を巡っては、野党などが官邸の働き掛けの有無を追及。安倍晋三首相や側近らは一切の関与を否定している。
http://www.sankei.com/west/news/171209/wst1712090022-n1.html