上伊那地方の天竜川で1日、初冬の風物詩のざざ虫漁が解禁された。駒ケ根市中沢の農業菅沼重真(しげま)さん(81)は、同市下平の天竜大橋近くの浅瀬で早速漁を開始。昨年の初日より多めの収穫に顔をほころばせた。
菅沼さんは午前8時ごろから川へ。30年使っている四つ手網を水中に置き、上流側にある石をくわでひっくり返すと網の中に砂利や落ち葉が流れ込んだ。菅沼さんが網を振るとうねうねと動くざざ虫が姿を現した。
ざざ虫はカワゲラやトビケラなどの幼虫の総称で、つくだ煮などにして食べる。菅沼さんは郵便局員として働きながら50年以上漁をしてきた。つくだ煮などは友人や親戚に配ると言い「漁は元気に続けていきたいね」と話した。
漁期は来年2月末まで。天竜川漁協(伊那市)は11月末までに、漁に必要な「虫踏(むしふみ)許可証」を菅沼さんら組合員5人に発行している。
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