過激派組織IS=イスラミックステートによる襲撃やテロが相次ぐエジプト東部のシナイ半島で、イスラム教の礼拝施設モスクを狙ったテロと見られる爆発や銃撃があり、エジプトの国営テレビは少なくとも184人が死亡、125人がけがをしたと伝えました。
エジプトのシナイ半島北部のモスクの付近で24日午後(日本時間の24日夜)、爆弾テロと見られる爆発が起きたのに続いて武装した何者かが銃を乱射しました。
エジプトの国営テレビによりますと、一連の襲撃で金曜日の礼拝のためモスクを訪れていた市民など少なくとも184人が死亡し、125人がけがをしたということです。
今回の事件について犯行を主張する声明などは出されていませんが、シナイ半島では過激派組織ISの支部を名乗る武装グループが軍や警察を狙った襲撃や少数派のキリスト教徒に対するテロを繰り返しています。
シシ大統領は24日、治安担当の閣僚を集めて対応を協議しており、エジプト政府は3日間、国を挙げて喪に服すると発表しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171124/k10011234901000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001