ドイツのメルケル首相率いるCDU・CSU(=キリスト教民主・社会同盟)と他党との連立協議が決裂した。今後、再選挙が行われる可能性も出てきた。
メルケル首相率いるCDU・CSUは9月の総選挙で第一党を維持したものの過半数の議席を確保できず、自由民主党と緑の党との連立協議を進めてきた。
しかし、自由民主党は19日、移民や環境問題への対応をめぐる意見の相違を理由に連立協議からの撤退を表明。これにより、メルケル首相は過半数を占める政権樹立が困難となり今後、議会を解散し再選挙に追い込まれる可能性も出てきた。
9月の総選挙では反難民などを掲げる右派政党が躍進するなど、政界混乱の火種となっていて、EUを主導するドイツの政治不安が長引けばヨーロッパ全体に影響を及ぼすことになりそうだ。
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