今週のレギュラーガソリンの小売り価格は、中東情勢への懸念などを背景に原油価格が上昇している影響で、先週に比べ1.8円値上がりし、全国平均で1リットル当たり138.3円となりました。
資源エネルギー庁から調査を委託されている石油情報センターによりますと、13日時点のレギュラーガソリンの小売り価格は、先週より1.8円値上がりし、全国平均で1リットル当たり138.3円となりました。
レギュラーガソリンの値上がりはこれで9週連続で、2か月余りで7円上昇しました。
これはOPEC=石油輸出国機構の加盟国とそれ以外の産油国が、協調して減産を続けるという見方が広まっていること。
また、中東の産油国、サウジアラビアで、政府が、王子や現職の閣僚を汚職の疑いで一斉に逮捕したことなどを受けて、中東情勢への懸念を背景に原油価格が上昇しているためです。
今後の見通しについて石油情報センターは、「来週もガソリン価格の値上がりは続くと見られる。その一方で、アメリカでは原油価格の上昇を受けてシェールオイルを増産しだしていて、今後、そうした動きがどう影響するか注目される」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171115/k10011224421000.html