英国のメイ首相の盟友、ダミアン・グリーン筆頭国務相に女性記者へのセクシュアルハラスメント疑惑が浮上し、同相は1日、不適切な行為はなかったと疑惑を強く否定した。英国では最近、国会議員のセクハラ疑惑が多数報じられており、中でも事実上の副首相とされるグリーン氏は最も高位の職にある。
グリーン氏はメイ首相の大学時代からの友人だが、入閣前に30歳年下の記者で保守派の活動家であるケイト・モルトビー氏の膝に触り、思わせぶりなテキストメッセージを送信した疑惑が持ち上がり、メイ氏が調査を指示した。
モルトビー氏は1日付の英紙タイムズ(The Times)へ寄せた記事で、両親を介してグリーン氏とコンタクトを取り、2015年にお酒を飲みに行った際、「素早く私の膝に手を置いた」と暴露。「有意義な政治家との関係が構築されていると感じていたものの、突然支払う準備のできていない代償かもしれないと気付かされた」と述べた。
モルトビー氏はグリーン氏との接触を断ったものの、コルセットを着用したモルトビー氏の写真が雑誌に掲載された後の昨年5月、グリーン氏からメッセージが届き、その写真を「称賛」しつつ、お酒を飲みに行きたいかどうか尋ねられたという。
一方のグリーン氏は疑惑について、「私が性的アプローチをかけたというのは断じて真実ではない」と主張している。
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