――人権外交の限界を指摘する意見もある。
(陳光誠)
外部からの批判がなければ、共産党のたがは外れるだろう。人権外交の意義は否定できない。
97年、当時のビル・クリントン大統領は江沢民(チアン・ツォーミン)国家主席の訪米を受け入れ、人権と経済を切り離す決断をした。
経済成長すれば中国が変わるという判断もあったのだろうが、いま振り返れば明らかな間違いだった。
日本ももっと積極的に人権問題に取り組んでほしい。継続こそ力だ。
短期的に成果が出ないように見えても、取り組み続ければ必ず効果は上がる。日本が欧米と並ぶ人権大国になることを期待している。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/11/post-8830_2.php