群馬大学の56歳の男性教授が、ツイッターなどで大学や学生を繰り返し中傷したほか、論文の実験データに改ざんがあったとして、大学は、この教授を懲戒解雇の処分にし、11日公表しました。
懲戒解雇処分を受けたのは、群馬大学大学院保健学研究科の56歳の教授です。
大学によりますと、この教授は、ツイッターや著書で、ペンネームを使い「どうしようもない大学だ」とか、「大学教授は、変人ばかり」などと、ほかの教職員や学生を繰り返し中傷したほか、平成20年から22年にかけて教授が発表した4本の論文で、12か所に実験データの改ざんが確認されたということです。
教授は、大学の調査に対して、「ツイッターの投稿は、自分ではない」と否定し、実験データの改ざんについては、「実験は、ほかの者が行っており、自分に責任は無い」と主張していたということです。
これに対し大学は、ツイッターの投稿は、教授のものと確認でき、データ改ざんについては、「教授が直接改ざんしたかどうかまでは特定できないが、不正の責任がある」として、今月5日づけで懲戒解雇を決め、6日に本人に通知書を郵送したということです。
群馬大学は「教員としての適性を著しく欠く不適切な行為で、大学の信頼を損ねる結果となり、大変申し訳ない」と話しています。
ソース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171011/k10011175161000.html