東日本大震災から6年7か月で不明者を捜索 津波想定の訓練も
東日本大震災の発生から6年7か月となる11日、津波で大きな被害を受けた宮城県南三陸町の海岸で、今も行方がわからない人の手がかりを捜そうと、警察による捜索が行われました。
南三陸町歌津地区にある中山漁港近くの海岸では、11日朝、警察官が海に向かって黙とうをささげたあと捜索を始めました。
11日は、内陸部の警察署に勤務する若手警察官にも震災の記憶を伝えようと、南三陸警察署の隣の登米市にある佐沼警察署の署員も捜索に参加しました。
警察官たちは、スコップで砂浜の砂や石を掘り返しては、海岸に打ち上げられた衣服の切れ端を手に取るなどして手がかりを捜していました。
東日本大震災の死者と行方不明者は、避難生活などで亡くなった関連死を含め2万2000人を超え、このうち南三陸町では、今も211人の行方がわかっていません。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171011/k10011174531000.html