神奈川県の東名高速で、追突事故で死亡した夫婦が直前に注意した車から無理やり
「追い越し車線」に停車させられた疑いがある問題です。警察が当時、現場周辺を
走っていた車のドライブレコーダーを回収し、捜査していることが新たに分かりました。
今年6月、東名高速で静岡県の萩山嘉久さん(当時45)と妻(当時39)が
大型トラックに追突され、死亡しました。夫婦は直前にパーキングエリアで注意した
白い乗用車に追いかけられ、極端に接近されたり前に割り込まれたりして、無理矢理
「追い越し車線」に停車させられた疑いがあることが明らかとなっています。
「猛スピードで白い車が追いかけてきて、さっき怒った車だってことが分かって。
ちょっと逃げようとしたんですけど、車を前につけられてどうしても止まらなくては
いけないふうになってしまって。(男性が)車から降りて急につかみかかって、
(お父さんが)胸ぐらつかまれて、高速道路にお前投げてやろうかとか」(萩山さん長女)
警察は、白い乗用車の男性が過失運転致死容疑にあたるか捜査をしています。
その後の取材で、警察が追突した大型トラックや当時、現場を通過した車の
ドライブレコーダーを回収し、捜査していることが分かりました。男性はJNNの取材に対し、
「あおられたので止まった」と反論しています。