Netflixとアニメ
――オリジナルアニメにはアニメファンから大きな期待が寄せられています。なかでも一般的なアニメの製作費が2億円前後といわれるなか、Netflixオリジナルアニメでは数倍から数十倍の製作費がかけられているという話があり、アニメ関係者からも注目が集まっています。
中島さん:通常アニメの10倍の製作費を掛けている――といったお話があるのは把握していますし、アニメ作品に高額の予算を割いているのは事実です。ただ、全ての作品に高額の予算を掛けているかといわれればそうではありません。再生回数や安定した視聴時間が見込める作品に対して大きな予算を割くことはありますが、ニッチな作品にはそれなりの予算をということとなります。このあたりは企画発案のタイミングから、ファイナンスチームがシビアに費用対効果を計算しています。
――では今後製作費10億円の大作アニメが出てくることもあり得るということなのでしょうか。
中島さん:可能性としては十分あり得ると思います。
――ニッチな作品にも取り組むのはなぜなのでしょうか。
中島さん:毎日Netflixを使っていただくためには、幅広いコンテンツを提供することが重要で、誰もが知っている超大作だけで全てのお客さまに満足していただけるとは思っていません。「DEVILMAN crybaby」から「リラックマシリーズ(仮)」まで、多種多様な作品がそろっていることがNetflix最大の強みです。
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